地中連続壁工法
概要
地下連続壁工法とは、地下を壁状に掘削し、その箇所に鉄筋コンクリートの剛性壁を構築し、
山留め壁や止水壁、剛体基礎等に利用するものです。
近年、用途の拡大および特殊工法の進歩により、いろいろな現場条件にも対応可能なものとなり、広く利用されています。
特長
- 低騒音、低振動で作業が可能であり、ほとんどの地質、地盤に適合します。
- 剛性が高く、止水性にも優れているので周辺地盤に影響を与えません。
- 機種により壁厚が650mm~2000mmまで選択でき、最大で150mまで掘削が可能な機種もあります。
エレクトロミルEMX-150LH

EMX-150LH型仕様図
| 掘削能カ | 深度100m(MAX150m) |
|---|---|
| 掘削形状 | 壁厚650mm-1,500mm(最大2,000mm)×壁長3,200mm |
| 回転数 | リングカッター Φ760mmx2SET. 30.7rpm/50Hz リングカッター Φ760mmx2SET. 30.7rpm/50Hz ドラムカッター Φ1600mmx4SET. 9.1rpm/50Hz |
| 原動機 | 20kw.6P.400/440V.50/60Hz 油封式水中形三相誘導電動機 4SET |
| 固定ガイド | 前後 各壁厚 (mm) 左右3200mm |
| アジャスタブル ガイド |
油圧シリンダ作動方式 油圧ユニット内蔵形電磁弁遠隔操作方式 前後修正用 8SET. 左右修正用 4SET 前後各壁圧 (mm) 左右 3200mm |
| リバース口径 | Φ150mm |
| 水中サンドポンプ | 形式 K-2280 吐出量 6m3/min 全揚程 30m 原動機 75kw.4P.400/440V.50/60Hz 油封式水中形三相誘導電動機 指導方式 インバータ方式 最大通過径 75mm 口径 Φ150mm(6B) 重量 1400kg |
| 重量 | 約30t(壁厚1500mm時) |
MHL60100AYH

MHL60100AYH型 パケット仕様
| 壁厚(mm) | 600・700・800・1000 |
|---|---|
| 容量(㎥) | 0.65・0.75・0.85・1.05 |
| 自重(t) | 10.70・11.20・11.50・12.00 |
| 全体重量(t) | 12.00・12.70.13.50・14.10 |
| 支持ロープ | Φ20-2x2 |
| 開閉シリンダー | 1X2 |
| 刃先力 | 13.7Mpa(140kgf/cm2) 417kN(42.5tf) |
| 開き時間 | 約16砂 |
| 閉じ時間 | 約23砂 |
施工実績
都市部における地中連続壁は、高架下や路下などの空頭の限5れた場所や十分な作業スペースが確保できない場所に
おいて、施工を行うことが要求される場合が多く、当事業部において施工を行なった実績です。
近畿自動車道の桁下で連壁長32mを施工した工事で、桁下空間7.5m)において、特殊クレーン(80t吊)を使用することで難工事を完了させました。
土留め壁は、最終的に本体構造として使用するため、エレメントの継ぎ手構造は、剛接合が採用されているため、接合部の清掃方法や桁下空間内で鉄筋かごの建込み方法・継ぎ手等は工夫されています。

使用機材一覧
| 名称 | 使用台数 |
|---|---|
| BMX-240 | 1台 |
| クローラクレーン80t吊 | 1台 |
| クローラクレーン80t吊 | 1台 |
| クローラクレーン35t吊 | 1台 |
| 土砂分離機 | 1台 |
| マッドセバマシン | 1台 |
| 水槽 | 1式 |
| サンドポンプ | 1式 |
| その他付属器 | 1式 |
近畿自動車道桁下(鉄筋かご建込み作業)
現場作業状況
(鉄筋加工場から鉄筋かごを引き起こす作業)
狭陥な用地や空頭制限での施工上の留意点
狭院な施工用地や空頭制限のある施工条件下では、掘削機および揚重機を小さくするのはもちろん、鉄筋かごを短いものにしていく等の工夫が必要となります。
- 掘削機は、コンパクトな低空頭タイプとなる「BMX-240」を選定。
- 安定液プラントは、貯留層を効率良く積み重ねることで、作業ヤードの確保を行いました。
- 鉄筋かごの建込みについては、上記(右上)写真のような路下でも使用できる特殊ブームを装着したクローラクレーンを用いました。鉄筋かごの1段分の長さは、路下で作業できる長さとしています。





